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成人看護1 試験対策

復習​

糖尿病の合併症を答えよ​

しめじえのき:神経症状(手足のしびれやこむら返り)、網膜症、腎症、壊疽、脳卒中、虚血性心疾患

鉄欠乏貧血の原因と症状を答えよ​

原因:消化管出血(胃潰瘍、胃がん、大腸がん)、月経過多(子宮内膜症、子宮筋腫)、慢性出血(クローン病、潰瘍性大腸炎、鼻出血)

症状:血清フェリチンの低下、さじ状爪、立ちくらみ、めまい、息切れ、動悸

関節リウマチの症状を述べよ​

朝のこわばり、左右対称の腫れや痛み、三関節以上の関節炎、関節炎が続くと不可逆的な関節破壊が起こる

血液検査:CRP(Cリアクティブたんぱく)が高い

甲状腺機能亢進症の症状を述べよ​

眼球突出、頻脈、甲状腺肥大、多汗、代謝亢進

日和見感染の特徴を述べよ​

免疫力が低下した宿主が感染力の弱い病原体に感染すること。代表的な疾患はニューモシスチス肺炎、カンジダ症

170cm, 70kg, 腹囲87cm, 60歳男性, 糖尿病治療中, 高血圧あり, 脂質異常なし, 高尿酸血症なし​

BMIを求めよ​

BMI = 体重(kg) ÷ 身長(m)² = 70 ÷ (1.70)² = 24.2(正常範囲:18.5〜25未満)

メタボリックシンドロームか診断せよ​

腹囲87cm(男性85cm以上で基準を満たす)、糖尿病治療中(基準を満たす)、高血圧あり(基準を満たす)、脂質異常症なし

腹囲基準を満たし、他の基準(高血圧、糖尿病、脂質代謝異常)のうち2つ(糖尿病、高血圧)を満たす。よってメタボリックシンドロームと診断される

診断基準:腹囲(男性85cm以上、女性90cm以上)+ 以下のうち2つ以上

  • 高血圧:収縮期130mmHg以上または拡張期85mmHg以上
  • 糖尿病:空腹時血糖110mg/dL以上
  • 脂質代謝異常:TG 150mg/dL以上またはHDL 40mg/dL未満

IV型アレルギーの特徴と代表疾患を述べよ​

特徴:遅延型アレルギー反応で、抗原が体内に侵入してから数時間から数日後に症状が現れる。関与する免疫細胞はT細胞

代表疾患:接触性皮膚炎、ツベルクリン反応

MRSAと麻疹の感染対策を述べよ​

MRSA:標準予防策(手指衛生、個人防護具の使用、環境の清掃と消毒)+ 接触予防策(手袋とガウンの着用)

麻疹:空気感染予防策(陰圧室の使用、N95マスクの着用)。空気感染による感染力のきわめて強い急性の感染性疾患のため厳重な対策が必要

肺気腫の原因と症状を述べよ​

原因:長期に渡る喫煙

症状:息切れ、痰、咳、風邪をひきやすい。COPD(慢性閉塞性肺疾患)という大きなカテゴリの中に肺気腫や慢性気管支炎がある

騒音性難聴の特徴と予防策を述べよ​

特徴:長時間大きな音に曝されることで発症する感音性難聴であり、特に高音域から聞こえにくくなる。c5ディップ(4kHz付近の聴力低下)が特徴

予防策:耳栓の使用、騒音環境での作業時間の制限、定期的な聴力検査の実施

絶対覚える​

呼吸器疾患​

  • 肺気腫の原因と症状は?:長期に渡る喫煙が原因で、症状は息切れ、痰、咳、風邪をひきやすい。COPD(慢性閉塞性肺疾患)という大きなカテゴリの中に肺気腫や慢性気管支炎がある。
  • 肺気腫と慢性気管支炎の違いは:肺気腫は肺胞が壊れる病気(ガス交換の問題)で、慢性気管支炎は気道が炎症で狭くなる病気(咳・痰の問題)
  • 肺結核の診断と症状の特徴は?:2週間以上続く咳嗽、喀痰、微熱が続くものに対して、3日間連続で喀痰の塗抹培養検査を行う。またはインターフェロンγ遊離試験(過去に結核菌に感染したT細胞がインターフェロンγを出すか)を行う。胸痛もみられる。
  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の原因と症状は?:長期間の喫煙が主な原因であり、症状としては慢性的な咳嗽、喀痰、労作時の息切れがある。進行すると安静時にも息切れが生じる。閉塞性とは息を吐きづらくなる状態を指す。不可逆的に進行する疾患である。
  • 拘束性肺疾患とは?:骨格、呼吸筋、神経に悪影響を及ぼす疾患で、肺が硬くなり膨らみにくくなることで肺活量が低下する疾患群である。進行すると自力での呼吸が困難になる。代表的な疾患には間質性肺炎、じん肺、過敏性肺臓炎などがある。
  • 呼吸不全の定義は?:呼吸不全は動脈血酸素分圧(PaO2)が60Torr以下または経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)が90%以下を指す。
  • 肺結核の感染予防対策は?:陰圧室の使用、個別の換気、N95マスクの着用。結核と診断されたら直ちに保健所長へ届け出なければならない。喀痰塗抹陽性患者は原則として入院・隔離治療を行う。
  • 閉塞性換気障害をきたす疾患は?:気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺気腫、気管支炎、気管支拡張症
  • 肺血栓塞栓症をきたす疾患は?:エコノミークラス症候群(深部静脈血栓症)、ネフローゼ症候群、悪性腫瘍、心不全、外傷、手術後、長期臥床
  • 拘束性換気障害(息が吸えない)をきたす疾患は?:間質性肺炎、無気肺、肺線維症、胸水、肺腫瘍等。急性期の看護も重要だが、慢性化すると肺胞壁が繊維化し、肺が硬く膨らみにくくなる。肺活量 < 80%。

血液疾患​

  • 鉄欠乏貧血の原因と症状は?:原因は消化管出血(胃潰瘍、胃がん、大腸がん)、月経過多(子宮内膜症、子宮筋腫)、慢性出血(クローン病、潰瘍性大腸炎、鼻出血)。症状は鉄を貯蔵するタンパク質である血清フェリチンの低下、さじ状爪、立ちくらみ、めまい、息切れ、動悸
  • 汎血球減少症による疾患と症状は?:疾患は再生不良性貧血。汎血球(赤血球、白血球、血小板)が減少し、貧血症状、易感染性、出血傾向がみられる。発熱や全身倦怠感もみられる。
  • 大球性貧血をきたす疾患と特徴は?:疾患は悪性貧血で、特徴は貧血症状、舌炎、神経症状(手足のしびれ、歩行障害など)、味覚障害、慢性胃炎
  • 再生不良性貧血の症状は?:貧血症状がある、汎血球(赤血球、白血球、血小板)が減少し、貧血、易感染性、出血傾向がみられる。発熱や全身倦怠感もみられる。
  • 急性骨髄性白血病の症状は?:骨髄の造血機能が腫瘍細胞(未熟白血球)に置き換わり、汎血球(赤血球、白血球、血小板)が減少し、貧血症状、易感染性、出血傾向がみられる。発熱や全身倦怠感もみられる。
  • 播種性血管内凝固症候群(DIC)の症状は?:凝固因子を大量に消費し小さな血栓が全身の血管にできることで、出血傾向や多臓器不全、呼吸困難、脳梗塞を引き起こす。2次性疾患として発症することが多く、基礎疾患には敗血症、膵癌、肺がん、大量出血(大火傷、大手術後)などがある。
  • 慢性骨髄性白血病の特徴は?:顆粒球が増加する。脾臓が腫大する。数年の慢性期を経て急性転化(急性白血病化)する。症状は末梢血の白血球数増加、しばしば脾腫を伴う、血小板の増加を伴うことも多い、倦怠感、寝汗などを伴うこともある。進行はゆっくりで、分子標的薬により急性よりは予後良好。
  • ビタミンB12欠乏性貧血(巨赤芽球性貧血)の特徴は?:ビタミンB12や葉酸が欠乏するとDNA合成が障害される。血液細胞のDNA合成が障害されて貧血になるのが巨赤芽球性貧血である。胃切除術後の摂取不足や自己免疫異常により、ビタミンB12や葉酸が不足し巨大な異常赤血球が増える。悪性貧血は高齢者に多く、症状は顔面蒼白、四肢のしびれ、感覚異常、歩行障害など。
  • 多発性骨髄腫の特徴は?:骨髄内の形質細胞が腫瘍化。高齢者(60歳以上)、血中にMたんぱくが放出されることや高Ca血症になるため腎に負担がかかり腎障害をおこす、骨痛・病的骨折、骨X線で打ち抜き像

代謝・内分泌疾患​

  • 糖尿病の合併症は?:しめじえのき(神経症状[手足のしびれやこむら返り]、網膜症、腎症、壊疽、脳卒中、虚血性心疾患)
  • 患者は70歳男性、身長175cm、体重80kg、腹囲93cm、高血圧、高尿酸、血圧は治療中ではあるが、糖尿病、脂質異常症はない
    • 肥満指数を求めよ(BMI):BMI = 体重(kg) ÷ 身長(m)² = 80 ÷ (1.75)² = 26.1(肥満:25以上)
    • メタボリックシンドロームか診断せよ:腹囲93cm(男性85cm以上で基準を満たす)、高血圧治療中(基準を満たす)、糖尿病なし、脂質異常症なし。腹囲基準を満たすが他の基準は1つのみ。よってメタボリックシンドロームではない(2つ以上必要)。
    • 診断基準:
      • 腹囲: 男性 85cm 以上、女性 90cm 以上
      • ① 高血圧: 収縮期血圧 130mmHg 以上 または 拡張期血圧 85mmHg 以上
      • ② 糖尿病: 空腹時血糖 110mg/dL 以上
      • ③ 脂質代謝異常: TG 150mg/dL 以上 または HDL 40mg/dL 未満
      • 判定: 腹囲と ①〜③ のうち 2 つ以上当てはまる場合にメタボリックシンドロームと診断される。高尿酸血症は診断基準に含まれない。
  • 糖尿病患者のシックデイと低血糖症状とは何?:シックデイとは、糖尿病患者が発熱や嘔吐、下痢などの急性疾患にかかった際に血糖コントロールが悪化しやすい状態を指す。低血糖症状には、冷や汗・動悸・手の震え、頭痛・集中力低下・意識もうろう、けいれんや昏睡などがある。
  • クッシング症候群の症状は?:満月様顔貌、中心性肥満、水牛用脂肪沈着、高血圧、多毛症、糖尿病
  • 骨粗鬆症患者で発生しやすい骨折部位は?:大腿骨近位部(転倒時に体重負荷)、橈骨遠位端(転倒時に手をつく、コーレス骨折)、脊椎(体重負荷による圧迫骨折、胸椎・腰椎)である。
  • 骨粗鬆症の危険因子は?:高齢、女性(閉経後)、低体重、喫煙、カルシウム不足、運動不足、ステロイド長期使用
  • 甲状腺機能亢進の症状は?:眼球突出、頻脈、甲状腺肥大、多汗、代謝亢進
  • 2型糖尿病の特徴は?:遺伝素因や生活習慣の問題が関与することが多い。加齢に伴い膵β細胞機能の異常が顕在化するため中高年に多い。日本の糖尿病患者の大多数が2型糖尿病である。インスリン非依存状態で経過する。高浸透圧高血糖状態を呈することがある。
  • 高尿酸血症によって起こる疾患は?:痛風(痛風関節炎)、尿路結石
  • 低血糖の血糖値と症状:血糖値が50〜60mg/dLになると、血糖を上げようとしてカテコールアミンが分泌され、冷や汗・動悸・手の震えなどの交感神経症状が出る。さらに30〜40mg/dLになると頭痛・集中力低下・意識もうろうなどの中枢神経症状が現れ、30mg/dL以下ではけいれんや昏睡に至る。
  • バセドウ病の特徴は?:若い女性に多い、甲状腺腫大・眼球突出・頻脈(三主徴)、甲状腺機能亢進、動悸・体重減少・発汗・手指振戦、抗甲状腺薬・切除手術により甲状腺機能を抑制。
  • 橋本病の特徴は?:橋本病は女性に多い自己免疫性甲状腺炎で、自己抗体によって甲状腺が慢性的に破壊され、進行すると甲状腺機能低下症をきたす。主な症状には、徐脈、低体温、寒がり、皮膚乾燥、便秘、体重増加、甲状腺腫大などがある。

アレルギー疾患・膠原病​

  • スタンダードプリコーション(標準予防策)とは?:感染の有無にかかわらず、すべての患者の分泌物(汗を除く)、体液、排泄物、血液、傷、粘膜を感染源とみなし、手袋、マスク、ガウンなどの個人防護具を適切に使用し、手洗いを徹底することで感染予防を図る方法である。
  • 関節リウマチの症状は?。診断するのに有効な血液検査はなにか。
    • 症状:朝のこわばり、左右対称の腫れや痛み、三関節以上の関節炎、関節炎が続くと不可逆的な関節破壊が起こる。
    • 血液検査:CRP(Cリアクティブたんぱく)が高いこと
  • I型アレルギーの特徴と代表疾患は?:即時型アレルギー。代表疾患はアナフィラキシー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、じんましん
  • II型アレルギーの特徴と代表疾患は?:細胞障害型アレルギー反応で、抗体が細胞表面の抗原に結合し、細胞が破壊される。関与する免疫グロブリンはIgGおよびIgMである。代表疾患には自己免疫性溶血性貧血、特発性血小板減少性紫斑病、グッドパスチャー症候群などがある。
  • III型アレルギーの特徴と代表疾患は?:免疫複合体型アレルギー反応で、抗原と抗体が結合して免疫複合体を形成し、これが組織に沈着して炎症を引き起こす。関与する免疫グロブリンはIgGである。代表疾患には全身性エリテマトーデス、急性糸球体腎炎、関節リウマチなどがある。
  • IV型アレルギーの特徴と代表疾患は?:遅延型アレルギー反応で、抗原が体内に侵入してから数時間から数日後に症状が現れる。関与する免疫細胞はT細胞である。代表疾患には接触性皮膚炎、ツベルクリン反応などがある。
  • 多発性筋炎の特徴は?:対称性の筋力低下、筋痛。原因は不明。皮膚症状を合併したものは皮膚筋炎と呼ぶ。悪性腫瘍や間質性肺炎の合併が多い。小児から成人まで幅広い年齢層に発症し、特に女性に多い。
  • 全身性エリテマトーデス(SLE)の特徴は?:20〜30歳代の女性に多く発症、蝶形紅斑が特徴的。症状は関節炎、腎炎(ループス腎炎)、リンパ節腫脹、たまにレイノー現象。治療は副腎皮質ステロイド薬や免疫抑制薬による薬物療法、予後は著しく改善。

感染症・寄生虫症​

  • 日和見感染とは?:免疫力が低下した宿主が感染力の弱い病原体に感染すること。代表的な疾患はニューモシスチス肺炎、カンジダ症がある。
  • ノロウイルスとインフルエンザの感染予防策を答えよ:ノロウイルスは手洗い、加湿、十分な強さの消毒剤(次亜塩素酸ナトリウムなど)を使用した環境の消毒、患者が使用したものの適切な洗浄・消毒・他の人との共有を避けることが重要、2枚貝は十分に加熱する。インフルエンザは手洗い、うがい、マスク着用、ワクチン接種、加湿、換気を行うことが重要である。
  • 先天性風疹症候群とは?:妊娠初期に風疹に感染すると胎児に難聴、白内障、心奇形などの先天異常が生じることがある。
  • 飛沫感染と空気感染の違いは?:飛沫感染は、咳やくしゃみなどで飛散した飛沫(直径5μm以上)が口や鼻の粘膜に付着して感染する。空気感染は、結核菌や麻疹ウイルスなどの病原体が含まれた微小な飛沫核(直径5μm以下)が空気中を浮遊し、吸入されることで感染する。
  • 不顕性感染とは?:感染しているが症状が現れない状態。免疫力が高い場合や病原体の毒性が弱い場合に起こる。不顕性感染者は症状がないため自分が感染していることに気づかず、他者に感染を広げるリスクがある。

耳鼻咽喉疾患​

  • 突発性難聴の特徴は?:一側性の感音性難聴、めまい、耳鳴り、悪心、吐き気
  • 老人性難聴の特徴は?:加齢による難聴。感音性難聴で左右差がない(構音障害型である)。会話する時は口元を見せゆっくり話す、補聴器を装着する
  • 嗄声の原因疾患は?:甲状腺がん、甲状腺機能低下症、喉頭炎、声帯ポリープ、声帯麻痺、喉頭がん。2週間以上持続する場合は喉頭がんを疑う。
  • 嚥下障害の原因と合併症は?:原因は脳血管障害(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)、神経筋疾患(パーキンソン病、ALS、重症筋無力症、筋ジストロフィー)、頭頸部がん(咽頭がん、喉頭がん、甲状腺がん、副鼻腔がん)、加齢。合併症として誤嚥性肺炎のリスクが高い。
  • 騒音性難聴の特徴と対策は?:騒音性難聴は、長時間大きな音に曝されることで発症する感音性難聴であり、特に高音域から聞こえにくくなる。対策としては、耳栓の使用、騒音環境での作業時間の制限、定期的な聴力検査の実施が有効である。c5ディップ(4kHz付近の聴力低下)が特徴。
  • 伝音性難聴と感音性難聴の違いは?騒音性難聴はどっち?:伝音性難聴は外耳・中耳の障害で音が伝わりにくい。感音性難聴は内耳・聴神経の障害で音を感じにくい。騒音性難聴は感音性難聴(内耳の有毛細胞が騒音で損傷するため)。
  • 喉頭がんの特徴は?:喫煙、飲酒が危険因子、扁平上皮癌、声門がんが最多、初期は嗄声、進行期は呼吸困難、嚥下障害、声門がんは早期発見、予後良好
  • 難聴の種類は?
    • 突発性難聴:ストレス、疲労が原因で突然起こる。ほとんどが一側性。2週間以内のステロイドによる早期治療により75%は回復、改善する。
    • 騒音性難聴:耳栓装着による予防が重要。c5ディップ(4kHz付近の聴力低下)が特徴。
    • 老人性難聴:加齢に伴う内耳の感覚細胞の変性。両側性で徐々に進行。補聴器が有効。若い頃からの騒音の蓄積も影響すると考えられている。語音弁別能が低下する(聞こえるが意味がわからない)。
    • 先天性難聴:遺伝、ウイルス感染、化学物質で起こり得る。感染では、ムンプスや先天性風疹症候群が多い。小児では言語発達遅滞につながるため、早期の人工内耳装置が重要。
    • 薬物による難聴の特徴は?:薬物の副作用が原因で、左右差がない高音域の感音性難聴が特徴。定期的な聴力検査を行い、早期発見・中止が重要。
  • メニエール病の症状は?:回転性めまい、耳鳴り、難聴、耳閉感、吐き気が症状であり、これらの症状は数分から数時間続く発作的なものである。原因はストレスや疲労が関与していると考えられている。
  • 良性発作性頭位めまい症の症状は?:めまいの中で最も頻度が高い疾患。起床、臥床、寝返りなどの頭位変換で生じる回転性めまいであり、数秒から数分続く。
  • 顔面神経麻痺の特徴は?:ラムゼイハント症候群(帯状疱疹ウイルス感染)、ベル麻痺(特発性顔面神経麻痺)がある。片側の顔面筋の麻痺、味覚障害、聴覚過敏、難聴が主な症状である。
  • 咽頭がんの危険因子と特徴は?:危険因子は喫煙、飲酒、ヒトパピローマウイルス(HPV)感染、目に見える位置にがんができることがあるので配慮する、喫煙で男性に多い、治療は手術で全摘するが食道発声で話せるようになる。
  • 反回神経麻痺の原因と症状は?:原因は外傷(手術時の挿管が多い)、甲状腺や肺の腫瘍、大動脈瘤、頸部リンパ節転移などの胸部病変。症状は嗄声が主訴、発生直後には誤嚥も起こる、ほとんどが一側性で左側に多い、両側の反回神経麻痺になると呼吸困難が生じる。

できたら覚える​

呼吸器疾患​

  • mMRC息切れスケールとは?:呼吸困難の程度を評価する尺度で、0から4までの5段階に分類
    • 0: 激しい運動をした時だけ息切れする
    • 1: 平坦な道を早歩き、緩やかな坂道を登ると息切れする
    • 2: 平坦な道を同年代より歩くの遅い(息切れのため)、息切れのため立ち止まることがある
    • 3: 平坦な道を数分歩くと立ち止まる
    • 4: 息切れが広く家から出られない、着替える時に息切れする
  • 睡眠時無呼吸症候群の日中症状と治療法は?:日中症状には、強い眠気がある。治療法には、生活習慣の改善(体重減少、禁煙、アルコール制限)、持続的陽圧呼吸療法(CPAP)、マウスピースの使用などがある。
  • 喫煙指数の計算方法と基準は?:1日の喫煙本数×喫煙年数。 喫煙指数が400以上で肺がん危険、600以上で肺がん高度危険、1200以上で咽頭がん危険とされる。
  • 痰の種類は?:粘性痰は透明。膿性痰は白、黄、緑。血痰は血液が混じる。
  • チアノーゼの特徴は?:皮膚、口唇、耳介、爪床などが青紫色になる。酸素が十分に供給されていない状態を示す。
  • 咳嗽の種類は?:湿性咳嗽は痰が絡む咳嗽、乾性咳嗽は痰が絡まない咳嗽、急性咳嗽は3週間以内に続く咳嗽、遷延性咳嗽は3~8週間続く咳嗽、慢性咳嗽は8週間以上続く咳嗽

血液疾患​

  • 血友病遺伝形式と症状は?:血友病は伴性劣勢遺伝(2世代ごとに発症)であり、主に男性に発症する。症状には、軽微な外傷でも出血が止まりにくい特徴がある。
  • 鼻出血の好発部位と止血方法は?:好発部位はキーゼルバッハ部位(鼻中隔前下方)、止血方法は小鼻を中心に親指と人差し指で圧迫止血する。脳梗塞などのため抗凝固薬、抗血小板薬を内服している患者は出血傾向が強いため要注意。
  • ヒトの血液は血球成分と血漿に分かれるが血球成分を3つ述べそれぞれの働きは?:赤血球(酸素・二酸化炭素運搬)、白血球(免疫防御)、血小板(止血作用)

代謝・内分泌疾患​

  • 異化作用とは何かとなぜ糖尿病で亢進するのか:異化作用は体内の物質を分解してエネルギーを得る作用で、これと対となる同化作用は取り入れた物質を合成して体を作る作用で、体内ではこれらがバランスを取りながら代謝を維持しています。糖尿病ではインスリン不足により細胞がブドウ糖を利用できず、脂肪やタンパク質の分解が亢進することで異化作用が活発になります。
  • 糖尿病性ケトアシドーシスとは?:通常は糖を燃焼してエネルギーを得るが、インスリン不足で糖が利用できず代わりに脂肪を燃焼させると酸性のケトン体が増え、血液が酸性に偏って脳がうまく働けなくなり意識が低下して昏睡に至るが、輸液とインスリン補充で回復する。

アレルギー疾患・膠原病​

  • 多発性筋炎・多発性皮膚筋炎の特徴は?:身体の中心に近い筋肉(大腿、頸部、上腕、臀部といった近位筋)に自己免疫反応により炎症が起こる。主な症状は対称性の筋力低下と筋痛、上肢挙上と歩行困難、こわばりである。皮膚症状を伴う場合は皮膚筋炎と呼ばれる。皮膚症状には、ヘリオトロープ疹(上眼瞼の紫紅色紅斑)、ゴットロン徴候(手指関節背側の紅斑)がある。
  • シェーグレン症候群の特徴は?:40〜60歳代の女性に多い。症状は涙腺・唾液腺の障害、ドライアイ、ドライマウス、口内乾燥、乾燥性角結膜炎を引き起こす。関節リウマチや全身性エリテマトーデス(SLE)を合併することがある。

感染症・寄生虫症​

  • HIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染と後天性免疫不全症候群(AIDS)の違いは?:HIV感染はウイルスがヘルパーT細胞に感染している状態であり、AIDSはHIV感染が進行し、免疫力が著しく低下した状態を指す。AIDSでは日和見感染や特定の悪性腫瘍が発症しやすくなる。
  • 麻疹の特徴は?:空気感染による感染力のきわめて強い急性の感染性疾患。成人が感染すると重症化しやすい。約11日の潜伏期の後に発熱、上気道症状(咳、鼻水、くしゃみ)、結膜充血、コプリック斑、皮膚の発疹が出現する。まれに脳炎、肺炎を合併する。

耳鼻咽喉疾患​

  • 滲出性中耳炎の特徴は?:外耳から水が溜まる中耳炎。小児の罹患率の大半を占める。耳閉塞感や難聴があり、話しかけても反応が鈍いことがある。治療は通気法を行う、滲出液貯留がある場合は鼓膜切開を行い排液する、難治例では鼓膜チューブを使う。