成人看護5 循環器
問題
1. ()の中にあてはまる内容を下の①~⑤番から選んで、番号を記入して下さい。
1)心電図波形について
心電図波形図(以下参照)
- P波:(③)心房筋の興奮
- QRS波:(①)心室筋の興奮
ST部(S波終了からT波の始まりまでの基線レベル)
T波(心室筋の再分極)
2)刺激伝導系は
(②)→(⑤)→(④)→(右脚・左脚)→(プルキンエ線維)
選択肢:
- ①心室筋の興奮
- ②洞結節
- ③心房筋の興奮
- ④ヒス束
- ⑤房室結節
2. 文章が正しければ○ 間違っていれば×を入れて下さい。
(○)1)不整脈が原因の失神発作、めまいをアダムス・ストークス発作という
(○)2)経皮的冠動脈インターベーションは、急性心筋梗塞、不安定狭心症、安定狭心症の患者に適応される
(×)3)右心不全では、呼吸困難や心臓喘息を生じ、左心不全では、肝腫大や下肢浮腫などがみられる (逆:右心不全では肝腫大や下肢浮腫、左心不全では呼吸困難や心臓喘息)
(○)4)看護の役割は、バイタルサイン・自覚症状・皮膚状態・心電図波形・水分出納などの観察である
(×)5)内分泌器官や心臓などに疾患があり、その結果高血圧となっているものを本態性高血圧という (これは二次性高血圧。本態性高血圧は原因不明のもの)
(○)6)手足の皮膚が蒼白・暗紫・紅斑などに色調変化することをレイノー現象という
(○)7)心房細動は、心電図上で、P波は同定できず、基線の細かい揺れがみられる
(×)8)心嚢にドレーンを留置し、ドレーンの閉塞がないようにミルキングをしない (ドレーンの開通性を保つためミルキングは必要)
(○)9)ペースメーカーを植え込んだ患者に、退院後の自己管理として自己検脈、電磁波の影響を受けやすい事、ペースメーカー手帳を携帯する事を説明する
(×)10)高血圧において、塩分の摂取量は4g未満にする (日本高血圧学会では6g未満を推奨)
ふりかえりチェック
1 主な症状と病態生理(息切れ、呼吸困難) 心不全の主要な症状の一つに、[①]がある。夜間に交感神経の緊張が低下し、[②]が増強するためである。
正答: ①発作性夜間呼吸困難 ②肺うっ血
2 主な症状と病態生理(失神発作、めまい) 不整脈が原因の失神発作、めまいを[③]とよぶ。
正答: ③アダムス・ストークス発作
3 主な検査(心電図検査) 心房の収縮に伴う波を[④]波、心室筋の興奮(収縮の開始)に伴う波を[⑤]波という。
正答: ④P波 ⑤QRS波
4 主な検査(心臓核医学検査) 心臓核医学検査の適応疾患は[⑥]疾患、[⑦]疾患である。
正答: ⑥虚血性心 ⑦心筋
5 主な症状と病態生理 循環器疾患に見られる症状のうち、しばらく歩くと下肢に痛みが生じ、少しの休憩で軽快してまた歩けるようになることを[⑧]という。寒冷刺激やストレスなどにより、手足の皮膚が蒼白・暗紫、紅斑などに色調変化することを[⑨]という。
正答: ⑧間欠性跛行 ⑨レイノー現象
6 主な治療・処置 インターベンション治療は非侵襲的な治療として注目されている。[⑩]、[⑪]、ペースメーカーなどがある。[⑩]は[⑫]、不安定狭心症、安定狭心症の患者に適応される。
正答: ⑩経皮的冠動脈インターベーション(PCI) ⑪カテーテルアブレーション ⑫急性心筋梗塞
1 心不全 [①]心不全では呼吸困難や心臓喘息を生じ、[②]心不全では肝腫大や下肢浮腫などが見られる。急性心不全の原因は、[③]や心膜炎などがある。心不全では、しばしば[④]を合併している。
正答: ①左 ②右 ③急性心筋梗塞 ④肺水腫
2 不整脈 不整脈の診断は、心電図の観察が必須である。心房細動の場合、心電図上で[⑤]は同定できず、[⑥]が見られる。[⑦]では、心電図上でPQ時間の短縮とΔ波が見られる。[⑧]では規則的なP波が見られる。
正答: ⑤P波 ⑥基線の細かい揺れ(細動波) ⑦WPW症候群 ⑧心室頻拍
3 高血圧 内分泌器や心臓などに疾患があり、その結果高血圧となっているものを[⑨]という。
正答: ⑨二次性高血圧
1 身体的な問題への援助 日常生活における身体活動量の増加、不安・緊張からくる心拍数の増加や血圧上昇による[①]の増加、心臓のポンプ機能の低下が全身の臓器に影響をもたらす。
正答: ①心筋酸素消費量
2 看護の役割(身体的な問題への援助) バイタルサイン、自覚症状、四肢や末梢の[②]の状態、[③]、[④]など、患者の全身状態をきめ細かく観察し、病状の変化を示す徴候を早期に発見する必要がある。
正答: ②皮膚 ③心電図波形 ④水分出納
1 主な治療と看護(不整脈) 徐脈性不整脈において、薬物療法に反応しない場合は、[①]が行われる。 [①]は、薬剤や電解質異常による一時的な徐脈や、体内式ペースメーカーの植え込みをするまでの待機のために取り付けられる。
正答: ①一時的ペーシング(体外式ペースメーカー)
2 手術療法を受ける患者への看護 [②]では、心臓が圧迫され拡張障害が生じ、心拍出量が低下する。心嚢にドレーンを留置し、ドレーンの閉塞がないように[③]を実施する。
正答: ②心タンポナーデ ③ミルキング
3 検査・治療・処置に伴う看護(食事療法を受ける患者の看護) 高血圧において、[④]に影響を及ぼすため塩分の制限は欠かせない。塩分の摂取量は1日[⑤]g未満とする。
正答: ④血圧 ⑤6
4 ペースメーカー治療を受ける患者の看護 ペースメーカーを埋め込んだ患者に、退院後の自己管理として、[⑥]、[⑦]の影響を受けやすいこと、[⑧]を携帯することについて説明する。
正答: ⑥自己検脈 ⑦電磁波 ⑧ペースメーカー手帳
5 検査・治療・処置に伴う看護(補助循環装置を装着する患者の看護) 補助循環装置には、[⑨]と[⑩]がある。患者の心拍数、[⑪]の有無、血圧変動の有無などの観察のほか、補助循環装置のしくみを理解し、安全かつ心理的にも安楽な援助が必要である。
正答: ⑨IABP(大動脈内バルーンパンピング) ⑩PCPS(経皮的心肺補助装置) ⑪不整脈
6 主な疾患患者の看護(大動脈解離患者の看護) スタンフォード分類のうち、解離が上行動脈まで及んでいるものである[⑫]型は、予後不良であり、解離の進展や循環動態の急激な変化により[⑬]や[⑭]などが起こり得る。
正答: ⑫A ⑬心タンポナーデ ⑭大動脈破裂