成人看護IV - 成人看護概論
問題
(1) 次の文章の空欄を埋めてください。
① ( )の発達課題ではライフサイクルを8段階に分け、ハヴィガーストでは( )段階に分けられている。
正答:エリクソン、6
解説: エリクソンの発達課題は、人生を8段階(乳児期、幼児期前期、幼児期後期、児童期、青年期、成人期前期、成人期後期、老年期)に分けて各段階の心理社会的課題を示しています。一方、ハヴィガーストの発達課題は6段階(乳幼児期、児童期、青年期、壮年期、中年期、老年期)に分けられています。
② トータルペイン(全人的苦痛)は、身体的苦痛、( )、社会的苦痛、( )の4つからなる。
正答:精神的苦痛、スピリチュアルペイン(霊的苦痛)
解説: トータルペイン(全人的苦痛)は、シシリー・ソンダース氏が提唱した概念で、終末期の患者が抱える苦痛を包括的に捉えるものです。4つの要素は、身体的苦痛(痛み、呼吸困難など)、精神的苦痛(不安、抑うつなど)、社会的苦痛(経済的問題、人間関係など)、スピリチュアルペイン(人生の意味、死への恐怖など)です。
③ 壮年期において、子の自立による喪失感から自分の存在価値が見いだせなくなり、うつ状態に陥る状態を( )という。
正答:空の巣症候群
解説: 空の巣症候群(Empty nest syndrome)は、子どもが独立して家を離れた後、親(特に母親)が喪失感や孤独感を抱き、抑うつ状態に陥る現象です。子育てに生きがいを見出していた親が、子どもの自立によって役割を失い、自分の存在意義を見失うことで生じます。
④ 青年期の死因の第1位は( )である。
正答:自殺
解説: 日本における青年期(15~39歳)の死因第1位は自殺です。この年代では、疾病による死亡が少ない一方で、心理社会的な問題やストレスによる自殺が多く見られます。青年期の自殺予防は重要な公衆衛生上の課題となっています。
(2) 生活習慣病について正しいのはどれか
- うつも含まれる。
- 予防対策は1次予防から四次予防がある。
- 一次予防は疾病の早期発見・早期治療である。
- 具体的な施策として「健康日本21」が進められている。
正答:4
解説:
- うつは生活習慣病には含まれない。生活習慣病は、食事、運動、喫煙、飲酒などの生活習慣が発症・進行に関与する疾患(糖尿病、高血圧、脂質異常症、がんなど)を指す。
- 予防対策は一次予防(健康増進、発症予防)、二次予防(早期発見・早期治療)、三次予防(重症化予防、リハビリテーション)の3段階である。四次予防という概念は一般的ではない。
- 一次予防は健康な時から予防すること
- (正解)「健康日本21」は、2000年に開始された国民健康づくり運動であり、生活習慣病の予防を目的とした具体的な施策である。栄養・食生活、身体活動・運動、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣改善に関する目標を設定している。