メインコンテンツまでスキップ

成人看護Ⅱ 眼科

テストにでるところ​

光干渉断層計(Optic Coherence Tomography: OCT)p176​

光干渉断層系(OCT)は、結膜疾患の診断に有用である​

正答: ×

解説: OCTは網膜や視神経の断層画像を撮影する検査で、黄斑変性や緑内障などの診断に有用です。結膜疾患の診断には主に細隙灯顕微鏡検査が用いられます。

光干渉断層系(OCT)は、黄斑変性の診断に有用である​

正答: ○

解説: OCTは網膜の断層画像を高精度で撮影できるため、黄斑変性症の診断や治療効果の評価に非常に有用です。黄斑部の構造変化や浮腫の有無を詳細に観察できます。

光干渉断層系(OCT)は、緑内障の診断に有用である​

正答: ○

解説: OCTは視神経乳頭や網膜神経線維層の厚さを測定できるため、緑内障の早期診断や進行度の評価に有用です。視神経の変化を詳細に観察できます。

近視と遠視 p183​

  • 近視:ピントが網膜の手前で合う。遠くが見えない、近くは見える。凹レンズで矯正。
  • 遠視:ピントが網膜の奥で合う。近くが見えない、遠くも少し見えにくい。凸レンズで矯正。

近視と遠視

近視では、調節を取り除いた状態で、眼に入ってきた平行光線が像を結ぶ位置は、網膜の前方である。​

正答: ○

解説: 近視は眼軸が長い、または屈折力が強いため、平行光線が網膜の前方で焦点を結びます。遠方視では像がぼやけて見えます。

遠視では、調節を取り除いた状態で、眼に入ってきた平行光線が像を結ぶ位置は、網膜の後方である。​

正答: ○

解説: 遠視は屈折力が眼軸に対して弱い、あるいは眼軸が短いため、平行光線が網膜の後方で焦点を結びます。近くの物を見るときに調節力を働かせる必要があります。

老視 p184​

  • 概念:加齢に伴い、調節力が低下した状態をいう。
  • 症状:近くの細かい物を見るときに目が疲れる、物から目を離さないと見えない。距離の違う物にピントを合わせるのに時間がかかる。
  • 治療:近用眼鏡(老眼鏡)を使用する。

近視の人は老視にならない​

正答: ×

解説: 近視の人も老視になります。ただし、近視の人は近くにピントが合いやすいため、老視の症状が目立ちにくい場合があります。

老視は、加齢に伴い、調節力が低下した状態をいう​

正答: ○

解説: 老視は加齢に伴い、眼の調節力が低下することで近くの物にピントを合わせにくくなる状態を指します。これは水晶体の弾力性の低下が主な原因です。

老視の症状には、近くの細かい物を見るときに目が疲れることがある。​

正答: ○

解説: 老視の症状には、近くの細かい物を見るときに目が疲れる、物から目を離さないと見えないなどがあります。これは調節力の低下によるものです。

老視の症状には、遠くの物が見えにくくなることがある。​

正答: ×

解説: 老視の主な症状は近くの物が見えにくくなることであり、遠くの物が見えにくくなることは通常ありません。

麦粒腫と霰粒腫 p185​

  • 麦粒腫(ものもらい):細菌感染でまぶたが化膿。痛い、赤い、腫れる。原因はブドウ球菌。抗菌薬で治療。
  • 霰粒腫:腺が詰まってしこり。感染なし。痛みは軽い。温めたり手術で治療。

麦粒腫は眼瞼の分泌腺の急性化膿性炎症であり、原因としてブドウ球菌が多い。​

正答: ○

解説: 麦粒腫(ものもらい)は眼瞼の脂腺や汗腺の急性化膿性炎症で、黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌が主な原因菌です。

霰粒腫は眼瞼の分泌腺の慢性非化膿性炎症であり、原因としてブドウ球菌が多い。​

正答: ×

解説: 霰粒腫は眼瞼のマイボーム腺が詰まることで発生する慢性非化膿性炎症であり、感染は関与しません。原因としてブドウ球菌は関係ありません。

流行性角結膜炎、咽頭結膜熱 p187​

アデノウイルスによるものが多い。潜伏期間は12周間で、23週間で軽快する。

流行性角結膜炎は伝染力の強い細菌による感染である。​

正答: ×

解説: 流行性角結膜炎(はやり目)の原因はアデノウイルスで、細菌ではありません。非常に伝染力が強く、接触感染で広がります。

流行性角結膜炎は伝染力の強いウイルスによる感染である。​

正答: ○

解説: 流行性角結膜炎(はやり目)はアデノウイルスによる感染症で、非常に伝染力が強く、接触感染で広がります。学校保健安全法で第三種感染症に指定されています。

流行性角結膜炎の潜伏期は約3日間である。​

正答: ×

解説: 流行性角結膜炎の潜伏期は約7~14日間(平均8日)です。約3日間というのは咽頭結膜熱(プール熱)の潜伏期に近い値です。

急性出血性結膜炎 p188​

エンテロウイルス、コクサッキーウイルスによるものが多い。潜伏期間は数時間から1日間で、3~4日で軽快する。

急性出血性結膜炎はアデノウイルスによる感染で、小児に多く、プールで感染することが多い​

正答: ×

解説: 急性出血性結膜炎はエンテロウイルス70型やコクサッキーウイルスA24型が原因です。アデノウイルスが原因なのは流行性角結膜炎や咽頭結膜熱です。

急性出血性結膜炎はコクサッキーウイルスによる感染である。​

正答: ○

解説: 急性出血性結膜炎は主にエンテロウイルス70型やコクサッキーウイルスA24型が原因で発生します。これらのウイルスは接触感染で広がります。

ぶどう膜炎 p192​

ぶどう膜は、虹彩、毛様体、脈絡膜からなり、眼球の中間部に位置する。ぶどう膜炎は、ぶどう膜に炎症が起こる疾患で、三大ぶどう膜炎は、サルコイドーシス、ベーチェット病、フォークト・小柳・原田病である。

ぶどう膜は、虹彩、毛様体、脈絡膜からなる。​

正答: ○

解説: ぶどう膜は眼球の中間部に位置し、虹彩、毛様体、脈絡膜の3つの部分から構成されています。これらは眼球の栄養供給や光の調節に重要な役割を果たします。

ぶどう膜炎の三大疾患は、サルコイドーシス、ベーチェット病、フォークト・小柳・原田病である。​

正答: ○

解説: ぶどう膜炎の三大疾患には、全身性疾患であるサルコイドーシス、ベーチェット病、そして自己免疫疾患であるフォークト・小柳・原田病が含まれます。これらの疾患はぶどう膜に炎症を引き起こします。

ベーチェット病 p193​

ベーチェット病は、全身の血管に炎症が起こる原因不明の慢性疾患で、眼の症状としてぶどう膜炎がみられることが多い。症状は口内炎、皮膚症状、外陰部潰瘍などが主なものである。

ベーチェット病の腫瘍症状として、アフタ性口内炎、陰部潰瘍、ぶどう膜炎、皮膚症状がある。​

正答: ○

解説: ベーチェット病は原因不明の全身性炎症性疾患で、主要症状として口腔粘膜の再発性アフタ性潰瘍、皮膚症状、眼症状(ぶどう膜炎)、外陰部潰瘍があります。厚生労働省の診断基準で定められています。

糖尿病網膜症 p196​

糖尿病網膜症は、糖尿病に伴う網膜の血管障害であり、進行すると失明の原因となる。初期には自覚症状がないことが多く、定期的な眼科検診が重要である。治療には、血糖コントロール、レーザー光凝固術、硝子体手術などがある。

我が国の失明原因疾患で上位をしめるのは、糖尿病網膜症、白内障などである。​

正答: ×

解説: 日本の失明原因の上位は緑内障、網膜色素変性、糖尿病網膜症です。白内障は手術で視力回復が可能なため、失明原因としては上位ではありません。

糖尿病患者は視力障害を訴えなくても、定期的な眼底検査が必要である​

正答: ○

解説: 糖尿病網膜症は自覚症状がないまま進行することが多いため、視力障害がなくても定期的な眼底検査が必須です。早期発見・早期治療が失明予防につながります。

緑内障 p199​

緑内障は、眼圧の上昇により視神経が障害され、視野が狭くなる疾患である。初期には自覚症状がないことが多く、定期的な眼科検診が重要である。

  • 原発開放隅角緑内障は徐々に失明する。
  • 原発閉塞隅角緑内障は、急速に失明する可能性がある。

簡単に言うと:眼圧で視神経が傷む→視野が欠ける→失明。初期は無症状。開放隅角型はゆっくり、閉塞隅角型は急に悪化。

急性閉塞隅角緑内障(急性緑内障発作)の症状は、視力低下、頭痛、悪心、嘔吐、結膜充血、縮瞳等がある。​

正答: ×

解説: 急性閉塞隅角緑内障の症状は視力低下、頭痛、悪心、嘔吐、結膜充血は正しいですが、瞳孔は縮瞳ではなく中等度散大で対光反射が消失します。

急性閉塞隅角緑内障(急性緑内障発作)の症状は、視力低下、頭痛、悪心、嘔吐、結膜充血、散瞳等がある。​

正答: ○

解説: 急性閉塞隅角緑内障の症状には、急激な視力低下、頭痛、悪心、嘔吐、結膜充血、瞳孔散大(散瞳)などがあります。早急な治療が必要です。

アレルギーによる充血の◯✗問題 p207​

早めに抗アレルギー薬を点眼することで、症状の悪化を防ぐことができる。​

正答: ○

解説: アレルギー性結膜炎の症状が出始めたら、早めに抗アレルギー薬を点眼することで、症状の悪化を防ぎ、快適な状態を維持できます。

患者の誘導の◯✗問題 p210​

視力障害者の歩行介助の基本は、介助者が患者の半歩後方を歩くことである。​

正答: ×

解説: 視力障害者の歩行介助では、介助者が患者の半歩前方を歩き、患者が介助者の肘や肩につかまる形が基本です。これにより障害物などを事前に察知できます。

眼科検査時の看護 p211​

  • 眼底検査:瞳を開く薬を点眼→20-30分待つ→検査。緑内障の人は要注意。検査後4-5時間は見えにくいので運転禁止。
  • 視力検査:リラックスして目を細めないように伝える。5mの距離を保つ。コンタクトレンズは外す。
  • 眼圧検査:眼圧が上がる病気の緑内障を検査する。眼球を圧迫しないように注意。

眼底検査は、瞳孔を散瞳して行う。​

正答: ○

解説: 眼底検査は散瞳薬を点眼して瞳孔を開大させることで、眼底の周辺部まで詳細に観察できます。ただし、無散瞳眼底カメラを用いる場合もあります。

洗顔時の看護の◯✗問題 p212​

なし

点眼時の看護 p212​

  • 1滴で十分(2滴は副作用のリスク増)
  • 点眼後は涙嚢部(目頭)を押さえる(鼻に流れないように)
  • 複数点眼は5分間隔
  • 順番は水性→混濁性→油性→軟膏(サラサラから順に)

点眼薬を3種類使用している場合には、なるべく間隔を開けないでその3種類を続けて点眼するのが効果的である。​

正答: ×

解説: 複数の点眼薬を使用する場合は、各点眼の間に5分程度の間隔をあけることが推奨されます。間隔をあけないと、先の点眼薬が後の点眼薬で洗い流されてしまい、効果が減少します。

数種類点眼する場合は、水溶性点眼薬一懸濁性点眼薬一油性点眼薬一眼軟膏の順に点眼する。​

正答: ○

解説: 点眼の順序は吸収されやすいものから行います。水溶性→懸濁性→油性→眼軟膏の順で、各点眼の間は5分程度あけることが推奨されます。

目薬の点眼後、余分な点眼液が鼻腔へ流れて吸収されないために、涙嚢部を軽く圧迫するべきである。​

正答: ○

解説: 点眼後に涙嚢部(目頭部分)を1~5分程度軽く圧迫することで、点眼液が鼻涙管を通って鼻腔へ流れるのを防ぎ、全身への吸収を減らし、局所作用を高めます。

一度開封した点眼薬は1ヶ月以内に使用する。​

正答: ○

解説: 開封後の点眼薬は汚染のリスクがあるため、通常1ヶ月以内に使い切ることが推奨されます。期限を過ぎたものは廃棄します。

光凝固治療時の看護 p215​

簡単に言うと、レーザーで網膜の異常血管を焼く→出血や浮腫を防ぐ→視力低下を防ぐ。

当日は運転できる​

正答: ×

解説: 光凝固治療後は散瞳薬で瞳孔が散大しているため、視界がぼやけることがあります。そのため、当日の運転は避けるように指導されます。

流行性角結膜炎患者の看護 p216​

なし

白内障手術後の看護 p217​

白内障手術は、局所麻酔下に行われることが多い。​

正答: ○

解説: 白内障手術は通常、局所麻酔(点眼麻酔や局所浸潤麻酔)で行われます。全身麻酔は特殊な場合(小児、協力が得られない場合など)に限られます。

白内障手術後、約2時間のベッド上安静が必要である。​

正答: ○

解説: 白内障手術後は、眼圧の安定や術後合併症の早期発見のため、通常1~2時間程度のベッド上安静が推奨されます。

白内障手術後の眼鏡合わせは、術後3日目前後に行う。​

正答: ×

解説: 白内障手術後の眼鏡合わせは、屈折が安定する術後1~2ヶ月後に行います。術後3日目では創部が不安定で屈折値も変動するため、適切ではありません。

白内障手術は、視力が0.5以下になるまで行わない。​

正答: ×

解説: 白内障手術の適応は視力だけでなく、患者の日常生活への支障度、職業上の必要性、眼底検査の必要性なども考慮して決定されます。視力0.5以下という絶対的な基準はありません。

白内障は水晶体の混濁である。​

正答: ○

解説: 白内障は水晶体が混濁し、透明性が失われる疾患です。加齢、外傷、糖尿病、ステロイド使用などが原因となります。

白内障手術後の洗顔は、翌日から行うように指導する​

正答: ×

解説: 白内障手術後の洗顔は、創部への感染を防ぐため、通常1週間程度は避けるよう指導します。顔は濡れタオルで拭く程度にとどめます。

白内障の手術は、全身麻酔下に行われることが多い。​

正答: ×

解説: 白内障手術は通常、局所麻酔(点眼麻酔や局所浸潤麻酔)で行われます。全身麻酔は特殊な場合(小児、協力が得られない場合など)に限られます。

白内障手術後、術後合併症の予防のために、手術翌日までベッド上安静とする。​

正答: ×

解説: 現在は日帰り手術も可能で、長期臥床は不要です。術後は安静が推奨されますが、ベッド上安静は通常1~2時間程度で、その後は日常生活に戻ることができます。

白内障手術後の眼鏡合わせは、術後7日目前後に行う。​

正答: ×

解説: 通常は1~2ヶ月後から行います。術後7日目では創部が不安定で屈折値も変動するため、適切ではありません。

白内障手術は、視力が0.8以下になるまで行わない。​

正答: ×

解説:患者の生活に支障があれば視力に関係なく手術適応となります。視力0.8以下という絶対的な基準はありません。

白内障手術後の洗顔は、翌日から行うように指導する。​

正答: ×

解説:術後数日間は眼部への水の接触を避けるよう指導します。通常1週間程度は避けることが推奨されます。

白内障手術前に、散瞳剤の点眼が必要である。​

正答: ○

解説:白内障手術前には、瞳孔を十分に散大させるために散瞳剤の点眼が行われます。これにより手術操作が容易になります。

最近の白内障の手術は、水晶体を超音波乳化吸引した後、眼内レンズ挿入を同時に行う方法が普及している。​

正答: ○

解説:現在の白内障手術では、超音波乳化吸引法が主流であり、水晶体を超音波で乳化し吸引した後、眼内レンズを挿入する方法が一般的です。

網膜剥離患者の看護 p219​

ガスで剥がれた網膜を押し戻す→剥離部分を下向きにして安静→網膜がくっつくのを待つ。

網膜剥離の術後は、特別な体位での安静を強いられる場合が多い。​

正答: ○

解説: 網膜剥離の術後は、剥離部位に応じて特定の体位(うつ伏せ、横向きなど)を保持することで、網膜の再接着を促進します。数日から1週間程度の体位保持が必要です。

糖尿病網膜症患者の看護 p220​

とくになし

眼外傷患者の看護​

酸、アルカリ等の化学物質が目にはいったら、直ちに大量の水で洗眼する。​

正答: ○

解説: 化学物質による眼外傷は緊急事態です。直ちに大量の水道水で15分以上洗眼し、その後速やかに眼科を受診します。特にアルカリは組織深部まで浸透するため、迅速な対応が重要です。

その他過去問より​

問題12​

日本人では、色覚異常は女性に多い。

正答: ×

解説: 色覚異常(特に赤緑色覚異常)は伴性劣性遺伝のため、男性に多く見られます。日本人では男性の約5%、女性の約0.2%に認められます。

脳梗塞時に認められる視野異常は、同名半盲が多い​

正答: ○

解説: 脳梗塞で後大脳動脈領域が障害されると、視放線や視覚野が損傷され、同名半盲(両眼の同じ側の視野が欠損)が生じます。